避難所生活で発生する犯罪~家族をまもる為に知っておくこと

避難所生活者の数 阪神淡路大震災:ピーク時30万人以上。

 

東日本大震災:ピーク時40万人以上。

 

南海トラフ巨大地震の想定:一週間後500万人。

 

阪神淡路大震災東日本大震災ともに避難所で起こった多くの犯罪が、時間の経過とともに明らかになりました。

 

今後30年以内の発生確率が80パーセントと予想される南海トラフ巨大地震では避難者の数が、東日本大震災の10倍以上になると予想されています。

 

それぞれの避難所も過去の災害時よりさらに過密状態になることが予想され、犯罪リスクも高まります。

 

過度のストレスで異常な精神状態の中狙われる弱者。

 

卑劣な犯罪から家族をまもる為に、避難所の中でどんな犯罪が起こっているのか知っておいてください。

 

性犯罪

 

本来まもられるべき対象である女性への犯罪が多発します。

 

大袈裟で無く女性は常に自分は、狙われる側の存在であることを念頭に置いてください。

 

犯罪者側は犯罪行為を行いたい時だけ注意、警戒しそれ以外はゆっくり休息を取ることもできますが、受ける側は24時間いかなるときにも油断するわけにはいきません。

 

この一点からもわかるように、受ける側は非常に不利です。

 

24時間緊張を切らさず警戒することは不可能なので、安全に避難所で暮らすには家族で協力して、被害にあわないように注意してください。

 

強姦

 

トイレへの移動、自宅の確認等の際、一人で移動してしまい強姦被害にあってしまうようです。

 

家族を探すために避難所から一人で外出した高校生が強姦被害にあい自殺してしまったという話を知った時は、自殺か・・となんともやりきれない気持ちになりました。

 

また、避難所になっている学校の階段下の狭いスペースで、通行人の目の前で強姦被害にあった(恐怖の為被害女性は声を出せず、見かけた通行人は合意の行為と勘違いした)ということもありました。

 

夜間はもちろん日中も女性一人での行動は絶対にしてはいけないし、させてはいけません。

 

ストレスのかかる状況で一人になりたい時もあると思いますが、わざわざ人気のないところに行くのはリスクが高すぎます。

 

防災に関する講演等をされている 岡部さん という方は被災地で性被害にあわない為に、 服の色に気を付けようとおっしゃっています。

 

ピンク色の服を着ていると「私は女です」と宣言しているようなものだと。

 

大人だけでなく子供も同様で、長い髪は地味な色のニット帽をかぶって女の子とわかりづらくする。 ごもっともです。被害にあう確率を少しでも減らすべきです。

 

のぞき・盗撮

 

間仕切りも何もない初期段階の避難所生活では、着替えひとつにも苦労が多い。

 

時間の経過とともに避難所にもプライバシーに配慮した間仕切りが設置され、安心して着替えや、授乳、洗濯物を干したりできるかと思いきや、間仕切りの上からのぞかれてしまったり、盗撮されてしまう。

 

窃盗

 

「少し離れたすきに食糧がなくなっていた。」

 

皆、生きるのに必死です。 そんな中、自分も家族も生きなければいけません。

 

周りすべてを犯罪者とは思いたくありませんが、中には他人のものに手を付ける人間も必ずいると知ってください。

 

大切なものは肌身離さず保管してください。

 

肩掛けのバッグなら携帯しやすく便利です。

 

就寝時も離さないようにしてください。

 

たいへんな時もあるかもしれませんが、自分自身と家族の今後の生活をまもるために財産をまもってください。

 

詐欺

 

災害後はそれに便乗した詐欺が多発します。

 

住宅の改修工事や寄付金を求められたりします。

 

住宅補修の契約は慎重に行ってください。

 

契約時にクーリングオフの内容も確認してください。

 

被災地から離れている地域では、義援金や寄付金の詐欺が発生します。

 

寄付等をする際は、募っている団体のことをよく確認してからにしてください。

 

公的な機関が電話で義援金を求めてきたら、それは詐欺です。

 

避難所生活で発生する犯罪 まとめ

 

避難所の運営や行政による防犯対策は今後さらに強化されていくとは思いますが、体制が整う前に致命的な犯罪被害をうけてしまっては意味がありません。

 

やはり家族をまもるのは自分自身だと、発災直後から覚悟を決めて災害とたたかってください。

 

防災グッズがいろいろ販売されており、購入している家庭も多いと思います。

 

防犯の観点から必要なものを、今用意されているグッズに買い足してください。

 

テレビ等のメディアで報道しないせいなのか、震災時の犯罪情報はデマだという方もいらっしゃるようですが私にはそうは思えません。

 

また、たとえデマであったとしても、この「まゆげの防災日記」を読んでいただいている読者様には、しっかりと防犯知識をつけ対策していただきたい。

 

なぜなら、災害など関係なく平常時でも犯罪は日本中で頻発しているから。

 

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